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やさしくなりたい

  • 執筆者の写真: watanabe
    watanabe
  • 2016年9月28日
  • 読了時間: 2分

名古屋での個展が終わった。やっぱりもうちょっと在廊できればよかったなと思う。店主から嬉しい話を聞く。

どうしても自分は自信があるようで全然無く、どうしようもない人間だと思っているので、人からあなたのこと知ってて、作品が好きだと言ってたよ、と言ってもらっても、嬉しい反面、どうしても申し訳ない気持ちになる。こんな人間ですみません。という気持ちになる。

自己評価の低さは何とかしないといけないと常々思っている。それは、自分を好きにならないと他人も好きになれないという常套句からの発想なのだけれども。

こんなこともあった。私はよく親しい人物から優しくないと言われるのだけれど、先日友人が的確な例を出してくれた。

その友人がしんどくなってうずくまった時に、私はただ見ていただけで何もしてくれなかったと。それがさらに苛立っているように見えて怖かったと。確かに私は自分から動こうとしない。もしかしたらその動きが迷惑になるかもしれない、という方を気にしてしまうからで、こうしてほしい、と言われれば喜んで動くのだけれど。その時も元気になるまでいつまででも見ているつもりだった。

優しい、というのは難しい。それさえも人それぞれで相対的だと思う。

世の中にはバリアフリーなんて、お年寄りや身体障害者の人ための装置なんかがあるけれど、目に見えない理由で不自由な人もたくさんいるのに、見た目ではわからない事には途端に不親切になったり不寛容になったりする。

ある人は赤色と緑色が同じ色に見えると言う。どちらの色も見えにくい色で、ピンクや黄緑はグレーに見えると。見えないという事は大変なことだけど、見え方が違うというのも大変なことだと思う。

セクシャリティの違いでも、わからないせいで平気で傷つくことを言ってしまう人がいる。

気にしだせばキリがない事だけど、バリアフリーというのであれば、もっと目に見えない不自由を感じる人たちが、不自由を感じない世の中になればいいなと思う。当たり前やけど。


 
 
 

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